テーマ:中東

ブレアと暴君ネロ

 6月27日に退任したブレア前英首相は米国とロシア、欧州連合、国連による中東和平4者協議(カルテット)の特使に任命された。中東諸国では、この任命は評判が悪いようだ。ブレアをローマの暴君ネロになぞらえる論評が出ている。  この任命についてワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズの両紙は、レバノンのデーリー・スター紙のコラムニスト、…
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「豚の耳で絹の財布は作れない」

 6月15日にハマスがガザ全域を武力制圧したことに関連し、ニューヨーク・タイムズ紙(6月15日)に“White House Seems Ready To Let Hamas Seize Gaza”(ホワイト・ハウス、ハマスのガザ制圧容認)と題する Helene Cooper記事の中に次のような個所があった。  Among Midd…
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「長い戦争」と「修辞的窮地」

 ブッシュ政権はイスラム過激派との戦いを”Long War”(長い戦争)と呼んできたが、中東地域を管轄する米中央軍司令部は、この表現の使用をやめた。下院軍事委員会もこの言葉の使用を禁止した。米国は、いま戦っている戦争をどう呼んだらいいのか決められない“rhetorical quagmire”(修辞的窮地)に陥っている。(鳥居英晴) …
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中東和平と「政治的地平」

 中東和平をめぐり毎月のように中東を訪問してシャトル外交を繰り広げているライス米国務長官が最近好んで使っている言葉がある。”political horizon”という言葉である。”the newest buzzword in Middle East diplomacy”「中東外交の最新の流行語」(デビット・マコフスキー近東政策ワシントン…
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イスラムとファシズム

 米国のブッシュ大統領の最新のキャッチフレーズは“Islamic fascists”(イスラムのファシスト)である。米国内では、その表現の是非をめぐって議論が沸騰している。AP通信は、fascismが今年の中間選挙での共和党のbuzzword(流行語)になりそうだと報じている。(鳥居英晴)  この言葉は、英国で旅客機同時テロ計画が…
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「シーア派の三日月地帯」と「過激主義の弧」

 イスラム教シーア派を国教とするイランの台頭、シーア派が政治力を増したイラク、レバノンでシーア派民兵組織ヒズボラが対イスラエル戦で「善戦」したことなどで、レバノンからイラク、イランへといたる地域を「シーア派の三日月地帯」(Shia crescent)と呼ぶ言い方が流行りだした。しかし専門家は、複雑な問題を安易に簡単な言葉で表現することは…
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中東問題の根本原因

 イスラエルとヒズボラの間の戦争が勃発して以来、米国のブッシュ大統領が繰り返し使っているキャッチフレーズがある。”root cause”(根本原因)という言葉である。中東問題の根本原因は、「テロリストのヒズボラ」とそれを支援するシリアとイランにあるという意味で使っている。これもまた、新たなBushese(ブッシュ語)なのか。(鳥居英晴)…
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非国家主体と国家内国家

 レバノン紛争に関する英文記事を読んでいるとnonstate actorという言葉がよく出てくる。ヒズボラなどを説明する表現で、非国家主体と訳されるらしい。しかし、日本語の一般記事ではほとんどお目にかからない言葉だ。(鳥居英晴)  サンフランシスコ・クロニクル紙(7月30日)は、こう説明している。  In policy ci…
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産みの苦しみ

 日本語メディアではあまり注目されず、英語メディアでは最近、さかんに引用されている米国のライス国務長官の言葉に“birth pangs of a new Middle East”というのがある。birth pangsとは「産みの苦しみ」「陣痛」という意味。  「新しい中東への産みの苦しみ」とは、米国がイスラエルとヒズボラの戦争をど…
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ワニの涙

 ヒズボラとイスラエルの間の戦争で、多くの血と涙が流されているが、「ワニの涙」を流す人もいるようだ。  In Beirut, Rice shed crocodile tears over the death of more than 350 Lebanese, mainly civilians, the wounding of t…
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